2021/07/07 19:29
山岳民族の民族衣装はそれぞれにユニークですが、アカ族の衣装もまた独特です。

アカ族の衣装は、布を藍で染めては干すを繰り返して深い黒に近いような藍色に染めた生地に、刺繍や小さな布のアップリケが施され、とてもカラフル。
男性も女性もそのカラフルなジャケットを着て、女性は割とミニ丈のスカートを合わせます。
特徴的なのは、女性がかぶる、シルバーやビーズをふんだんに施したカブトのような帽子。
2kg以上もあるのだとか。
この帽子、寝るときにも外さないというから驚きです。
アカ族のアップリケ刺繍は、三角やひし形の小さな布を、細かな針目でまつります。
渦巻き模様のアップリケは、アカ族の中でもロイ・ミー・アカ族独特のもの。
布を曲線に裁つだけでも大変そう。
それを細かくかがっていくのはもう、ほんとに根気のいる作業ですね。
布の端は裁ちっぱなしだそうですが、まつる針目が細かいので洗ってもほつれないのだそうです。
写真をよーく見てみてください。ひと針ひと針手で刺しているとは思えない細かさ。
※写真は私が使っている古布もので、すこしほつれてきていますが、これも味です
渦巻きをモチーフにする民族は他にも、モン族、カレン族などに多いです。
模様にはそれぞれ意味があり、民族の世界観を表します。
渦巻きは先祖から子孫へのつながりを示す形で、家族の成長や繁栄を意味します。
ひとつひとつ意味を知ると、布の一部から世界が広がっておもしろい✨
地域や人に根付く手仕事が好きな理由のひとつです。
衣装だけでなく、食文化や結婚観、ブランコ儀式など、とてもユニークなアカ族文化を
少しずつご紹介していきます。
